2016年2月26日金曜日

3月は小野小町ゆかりの京都隨心院で「はねず」の梅を見る

 
 
 
 
京都市山科区の南の端、地下鉄東西線の小野駅に近いあたりにあるのが隨心院です。ここは昔は小野の里と呼ばれ、隨心院は小野小町の屋敷跡に作られたと言われています。
 
境内には小町が貰った1000通以上の恋文を埋めたと言われる文塚や小町化粧の井戸など、小野小町を伝承するものがあります。
 
小野小町といえば、小町に恋い焦がれて百夜通いをし、百日目に病に倒れてしまった深草少将が思い出されますが、深草から小野までは約5kmあり、昔の道の悪さを考えると3ヶ月以上毎日通うのは健康を損ねそうです。
 
境内の梅園には「はねず」の梅と呼ばれる梅があります。遅咲きの八重紅梅ですが、満開の時の色は薄紅色(はねず色)です。蕾が濃い色をしていることを思うと「花の色は 移りにけりな いたずらに」と、色が薄くあせてしまったことを嘆いたのはこの梅の花だったのでしょうか。
 
「わが身世にふる ながめせしまに」って、無茶を言って少将の苦労を眺めていたら、そりゃぁ、年も取るし容色も衰えるってものですよ。
 
まぁ、絶世の美女なら何でも許されるのかなぁ・・・
 
「はねずの梅」は3月に入って咲くので、観梅会は31日から、はねず踊りは3月最終日曜日に行われます。
 
 
・名称:隨心院
・住所:〒607-8257 京都市山科区小野御霊町35
・電話:075-571-0025
・公式サイトURLhttp://www.zuishinin.or.jp 
・アクセス:京都市営地下鉄小野駅1番出口より徒歩5
・開園時間:9001630(受付終了)
・観梅会:3/1()3/31()
・梅園入園料:400 

 
 

近くのおススメ

 
鰻屋「すみで
 
小野駅に近い関西風の蒸さない鰻の蒲焼を食べさせるお店です。注文してから鰻を料理するので30分ほどかかるのは覚悟の上で。
 
・住所:〒607-8261 京都市山科区小野鐘付田町8-1 2ロイヤルハイツ和田1-E号
・電話:075-573-5667(予約可)
・定休日:水曜日(祝日は除く)
・営業時間:11:30-14:00 17:00-21:00(L.O.20:00)
 
 
 
 
 
 

2016年2月23日火曜日

3月はひな祭り お内裏様のお姫様は左右どっち?

 
あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花 
五人ばやしの 笛太鼓  今日はたのしい ひな祭り
 
33日は桃の節句、ひな祭りですね。
段飾りには昔の御所の生活をイメージしたものが並びます。
 
 
最上段にはお内裏様、次はお仕えする官女たち。お酒を差し上げる支度をしています。
 
その下には楽器を持った5人ばやし、管弦の遊びでお内裏様を喜ばせます。
 
次の両側には随身ですが、左大臣右大臣と言われます。御所の左と右は座ってらっしゃる天皇から見てですから、お髭の左大臣は向かって右側、左近の桜も向かって右に置きます。 
 
5段飾りの一番下は仕丁たち、くつを捧げ持ったり箒を持っていたり、まぁ雑用係ですね。
7段飾りだとその下にお道具類が並びます。
 
 
源氏物語の紅葉賀の巻に、まだ幼い紫の上が部屋いっぱいに雛を広げて遊んでいる描写がありますが、それはこのようなお雛様だったのかもしれません。
 
 
 
 

女の子が生まれて立派な段飾りを用意したけれど、何年かたつと面倒でとか置く場所をとるし、とかで飾らなくなるお宅も多いと聞きます。
 
お雛様はその持ち主にふりかかる災厄を代わりに受けるものだと言われていますから、いっそお内裏様だけにして成人してからも飾り、結婚する時も持って行くというのも理にかなっていますね。
 
お内裏様の男雛と女雛を左右どちらに置くのかは地方によって違いがあります。日本は唐の官制をまねて左が高位でしたから、享保雛など明治以前は男雛が左(向かって右)でしたが、近代では天皇皇后両陛下が即位や結婚の時にお立ちになる位置にのっとって、男雛が右(向かって左)にいらっしゃる例も多いようです。
 
 
随身は昔のまま、お髭の立派な身分が高いほうが左大臣です。
 
 
 
 
 
 
 
場所によってはお雛様だけでなく吊るし雛と呼ばれるものを一緒に飾ります。もとは一族の女性たちが初節句を迎える女の子の幸せを祈り、手作りして贈ったものだということです。
 
 
 
 
また、ひな祭りの御馳走といえばちらし寿しと蛤のお吸い物。蛤は同じ貝でないと2枚の貝がぴったり合わないことから一人の人と幸せに添い遂げますようにとの祈りがこもっています。
 
他に3色の菱餅、雛あられ、白酒が定番ですね。
 
 
ちなみに、雛飾りは33日が過ぎるとなるべく早く片付けないと婚期が遅れるといわれ、慌てて仕舞ったものですが、旧暦ではもっと暖かくなって桃の花が咲く頃がお節句ですから、関西では月遅れと言って43日までひな祭りとして飾っておく習慣もあります。
 
 

おススメの行事

 
下鴨神社の流し雛
 
 
 
 
33日の午前10時半頃から京都の下鴨神社で行われる古式豊かな雛流しです。災厄をお雛様が代わりに受けてくださって川に流すことで子供たちの無病息災を祈ります。 
 
一般から選ばれたカップルが平安装束を身につけて、桟俵に乗せた雛を流します。またこの流し雛は100人分以上用意されていて早くいけば無料で、遅かったら有料で受け取り、流すことができます。
 
・住所:〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
・電話:075-781-0010
・料金: 境内無料・参加自由

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

2016年2月20日土曜日

日本一の長浜の盆梅展は香り豊かに

 
梅は梅林も良いですが、室内で鑑賞すると馥郁とした香りがより強く感じられます。それが盆梅。
 
長浜駅にほど近い慶雲館で313日まで開催されている盆梅展は65年の歴史を持っている規模の大きなものです。
 
慶雲館は明治20年に当時の天皇御夫妻が行幸のときの休憩所として建てられたもので、庭は京都の7代目小川治兵衛によるものです。これだけの贅沢なものをたった1時間足らずの休憩のために新築した長浜の財力に感心しました。
 
 
 
 
梅は花期に広がりがあるので品種ごとに次々に咲きますが、「不老」は今が見頃。
 
 
 
 
「高山」はこれからの展示です。「不老」も「高山」も樹齢は400年と伝えられていますから、関ヶ原の合戦か大坂夏の陣の頃から生きている梅の木ですね。
 
基本情報
・名称:長浜盆梅展(慶雲館)
・住所:〒526-0067 滋賀県長浜市港町2-5
・電話:0749-65-6521(長浜観光協会)
・公式サイトURLhttp://kitabiwako.jp/bonbai/#top
・アクセス:長浜駅西口から南へ徒歩3
・期間:19日(土)~313日(日)
・時間:9001700(入館は1630まで)
・料金:500
 
 

近くのおススメ

 

 
翼果楼の焼鯖そうめん
 
長浜で曳山祭りなどの特別な日の御馳走として親しまれている焼鯖そうめんの専門店です。
 
若狭から届いた焼鯖を甘辛い出汁でじっくり煮て、その煮汁でそうめんも煮ます。魚の持つ生臭さは全くなくそうめんにも程よい味がついたとても美味しい麺料理です。
 
 
 
 
住所:〒526-0059 長浜市元浜町7-8
・電話:0749-63-3663
・公式サイトURLhttp://yokarou.com/index.htm
・定休日:月曜日